椎名先生に初めてお会いしたのは、中学生のときでした。【剣道に対して真っ直ぐな方】という印象でした。それから時が経ち、高校一年の秋に、左膝の前十字靭帯を断裂してしまい剣道から離れてました。
19歳の夏、市の広報誌に掲載されていた、「北辰一刀流の門人募集」の記事を見た母が、入門を勧めてくれました。ブランクがあり、怪我のこともあったので、内心不安でしたが、思い切って電話を掛けたところ、快く招待されました。稽古の前半を見学し、後半には体験をさせていただきました。僅かな時間でしたが、「北辰一刀流」というものに強い興味を抱き、即、入門いたしました。
自転車でおよそ10分かけて、稽古に通いました。平成27年12月5日、入門して間もない身でありましたが、【富士浅間神社 奉納演武】に参加させていただきました。椎名先生から「人前で演舞することで緊張はするが、その分上達もする」と言っていただいたのを憶えています。
それから稽古を重ねるにつれて、内向的かつ消極的だった性格が、少しずつ明るく前向きに変わりつつあると感じています。門弟の中では最年少ですが、剣道や私生活において、人生の様々な考えを聞くことかできるので、それが大きな勉強になっています。
私にとって北辰一刀流は、かけがえのない存在であり、心の支えでもあります。
様々な形の多くの出会いを経て、自らが描く理想の人生を歩んでいけるよう、稽古に精進して行きたいと思います。
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