天覧兜割りは、直芯陰流第14世・榊原健吉のみが成功した。これに比べると、今の居合いは藁切りが精一杯。中山博道先生は、刀踊りと言っている。
そもそも、剣術の振りと、据物斬りの振りは違う。つまり、戦うための刀術と、切れ味を試す刀術の違いである。精神にも違いがある。居合いは剣術であったが、今はそうではない。全剣連になって、相伝が廃止されたからだ。
正統な伝系=正式に入門し、師に付いて、門人のみで行う稽古の中でしか教えないもの・・・ではなく、いろいろ取り混ぜて作り上げたものが、現代の刀法だ。いるだけなのだ。
つまり、現在の日本剣道形や剣道、居合いは、ファンタジーの世界であり、リアルの世界でないということ。剣道理念でいう人間形成にはならないということで、役に立たないということだ。
現実の役の立つ、振り方のヒントが、このビデオの中にある。さて、どんなところを見ればいいのか?答えは、稽古で見つけよう。
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